ブラインドラグビーの歴史

ブラインドラグビーは、視覚障害者(弱視)がプレーするラグビーです。2015年にイギリスで考案されました。 日本では2018年に紹介され、2019年にイギリスからコーチが来日して講習会が開かれました。

2019年4月1日に、視覚障がい者と健常者が共にスポーツを楽しむ共生社会を実現する事を目的として「日本ブラインドラグビー協会」が設立されました。

ブラインドラグビーの魅力

人間は多くの情報を視覚から得て、それをもとに様々な判断を下し、行動を選択、実行に移していますが、周りが見えにくい状態の選手たちがプレーするこのブラインドラグビーでは、まずは走る、目標物に向かってボールを投げる、ボールをキャッチすることなどは「普通」ではなく、「すごい」ことであり、そのような状態の中でも勇気、コミュニケーション、そして緻密な戦術等、様々な要素が合わさった時に一つのプレーが実現・成功する時、それが魅力であり、またこのスポーツの奥深さを感じるところです。

ブラインドラグビーのルール

■競技について

7人制ラグビーで、グラウンドの大きさは縦70メートル、横50メートル。試合時間は前・後半とも7分で行われる。

■基本的なルール

  1. パスは横か後ろにしなければならない。
  2. それぞれのチームは6回のタックルを許され、6回目で攻守が交替する。(ボールの所有権が相手のものになる)
  3. タックルは両手で肩から膝の間をタッチすることで成立する
  4. レフェリーは唯一の審判であり、抗議を無効にする裁量がある。(ホイッスルが鳴るまでプレーする)
  5. タックルが成立した際には防御側は5メートル下がる。
  6. .タッチされた場合、ボールを持ったプレーヤーはタッチされたその場所にボールを置かなければならない。プレーはボールをまたぐことで再開される。ボールが下に置かれたら防御のチームが前進できる。
  7. ダミーハーフがボールをピックアップしてパスをすることでプレーが再開する。
  8. ダミーハーフは、ボールを拾って走ることができる。もし、タックルされた場合には、相手に攻撃権が移る。
  9. ボールを相手側のトライラインを越えたところ、およびライン上にダウンすることによって得点となる。その際の得点は5点である。
  10. トライの後に、ポストを通してコンバージョンキックを蹴ることができる。
  11. コンバージョンキックが成功した場合、さらに2点が加わる。
  12. もし、ファウルによってトライが妨害された場合、ペナルティトライ与えられる。ペナルティトライは5点である。
  13. ボールを前に投げたり、落としたりした場合に相手側に3対3のアンコンテストスクラムが与えられる。アドバンテージが発生した場合、審判はプレーを継続してよい。
  14. スクラムの際、防御側のプレーヤーはスクラムから5メートル後ろに下がらなければならない。攻撃側はスクラムから1メートル離れたところからプレーを開始しなければならない。
  15. 妨害行為、危険なタックルや異議などには、タップアンドランが与えられる。
  16. ボールがタッチにキャリーされるか投げ入れられた場合、アンコンテストラインアウトが与えられる。それぞれのチームは、ラインアウトを含めて3人である。 1人はスローワーで、2人はレシーバーある。防御側は、ラインアウトにフッカーとレシーバーを配置し なければならない。
  17. .防御側はラインアウトから5メートル下がらなければならない。
  18. オープンプレーでのキックは禁止されている。
  19. 選手交代は、ボールがデッドのときにはいつでも何度でもできる。

■クラス分けについて

クラス 視力 視野 備考
B1 光覚弁なし~手動弁まで 適用なし
B2 指数弁~0.03まで 10度以下 0.03333(2/60)まで
B3 0.03よりよく0.1まで 10度より広く40度未満 0.03333(2/60)よりよく0.1(6/60)まで
B4 0.1よりよく0.25まで 適用なし 0.1(6/60)よりよく0.25(6/24)まで
B5 0.25よりよい 適用なし 0.25(6/24)よりよい